特殊詐欺被害防止研修会を実施 千曲警察署
千曲警察署では4月26日、署員を対象とした「特殊詐欺対策サービス研修会」を開催した。NTT東日本の特殊詐欺対策サービスは家庭用の固定電話に通話録音機能付きの端末を接続すると、通話を録音して順次インターネットのクラウド上に送信。AI(人工知能)が解析を行って特殊詐欺の疑いがある場合は事前に登録しておいた本人や親族などにメールを送信したり、電話で自動音声による通知を行うというものだ。
今回の研修会には署員30人ほどが出席。NTT長野サービスセンタの担当者が説明を行った。会場では実際に通話録音機能付き端末を接続した電話を使い、被害者役と詐欺犯役に扮して実演。AIが過去の特殊詐欺のデータから詐欺の可能性を判定し、メッセージを送る様子が再現された。1時間余りの研修会では署員から熱心な質疑応答がされた。
出席した坂城交番勤務の山岸征司巡査は「AIは高齢者には難しいかもしれないが、操作は簡単なので多くの人に活用してもらいたい」と感想を語った。
(設置の問い合わせは千曲警察署まで)
署員による実演の様子