第52回 北信地区高校演劇合同発表会 屋代高校が金賞受賞

 第52回 北信地区高校演劇合同発表会 屋代高校が金賞受賞

 北信地区の高校演劇合同発表会が9月13、14日に長野市芸術館で開催され、屋代高校など8校が参加。150人を超える観客が見守る中で演劇を熱演した。

 演劇は長野南高校の「ウタ子さんのゴンドラ」からスタート。大正のモノクロの時代を生きる女性の色恋沙汰の物語。1時間に渡る舞台を終えた主演の佐藤美葉さん(16)は「信頼できる仲間と支え合いながら、思いを一つにして演じることができた」とやり切った表情。指導する洞上涼教諭は「今日の出来は100点。お客さんも楽しんで、自分たちも楽しめる演劇だった」と笑顔を見せた。

 屋代高校演劇班の「Aの誤解」は、班長の戸谷結香さんの作品。誤解の状態から誤解が解けもとの日常に戻るまでを描く。演者の高山諒大さん(16)、荒井遼星さん(15)は「言葉に感情が乗り、伝えたいことが伝わったかなと思う」、「少人数の演劇班では、自分たちで考えていろんなことができるのが楽しい」と満足した表情。

 審査の結果、屋代高校と長野日大高校が金賞。長野南高校は審査員特別賞とアンサンブル演技賞を受賞した。金賞の2校は11月に行われる県大会に臨む。屋代高校演劇班を指導する田中早耶香教諭は「練習の成果が出た。さらに演技をブラッシュアップして県大会に臨みたい」と次に向かっていた。

長野南高校「ウタ子さんのゴンドラ」

屋代高校「Aの誤解」