寂蒔の歴史を学ぶ会
5月14日、埴生公民館寂蒔分館で「第38回 寂蒔の歴史を学ぶ会」が行われた。同会の前身は「寂蒔史談会」で、現在の会員は14人。月1回、メンバーが集まり、寂蒔地域の歴史や遺跡などについての話し合いを埴生公民館寂蒔分館で開催している(冬季期間を除く)。
この日は韮沢久人さんが歴史書「善光寺道名所図会」に記された江戸期の寂蒔についての記述を紹介。当時の寂蒔は宿場ではなかったが、旅人の休憩所「立場(たてば)」として、真田紐などが土産物だったことなどが記されているという。寂蒔古墳群・大岩古墳の現状についての報告では、石室の入口が埋もれていることや、ケヤキの根が侵食し崩落が危惧されることなどが話された。そのほか、先月開催された戦国武将・屋代氏の講演会
の内容から屋代氏と屋代城について解説した。
寂蒔の歴史を学ぶ会では現在会費を無料としているが、今後会費を徴収してこれまで話し合った内容をまとめた冊子製作の原資にしたいという提案などが出された。
寂蒔の歴史を学ぶ会
(5月14日)