算数・数学おもちゃ箱&公開授業
11月30日、「算数・数学おもちゃ箱&公開授業」が千曲市総合観光会館で開催された。主催した関東地区数学教育協議会は楽しくわかる算数・数学の授業づくりを実践する民間教育団体。同会場での開催は昨年に続き3回目となる。フロア内には「立体パズル」や「風船ゴマ」「知恵の棒」など工作を行うブースが多数用意された。事前申し込みで来場した親子連れや子どもたちは遊びを通じて算数・数学の面白さを学んだ。牛乳パックを使って作るブーメランは実際に会場内で飛ばして実験を行い、講師が投げたブーメランが回転して手元に戻ってくると子どもたちから歓声が上がっていた。
公開授業『分数って面白い』では和光大学特任教授の加川博道さんが分数の意味をわかりやすく説明。〝宝の剣”の模型をテープを使って長さを測り、半端な部分を分数で表すことで、単位に満たない数字の存在を理解させた。小学校低学年から中学生までの子どもたちは教科書ではなかなか学べない「ものを使った体験」を通じ、数学への興味が高まったようだった。
公開授業『分数って面白い』
加川博道特任教授
牛乳パックを使ったブーメランづくり