観光列車「ろくもん」弁当に棚田米 屋代高校2年生が提案
しなの鉄道の観光列車「ろくもん」の特製弁当に姨捨棚田米が使用されることになった。これは屋代高校2年生・棚田グループの生徒(秋田らなさん、田中志歩さん、荻原彩矢さん)が学校の探究活動で企画立案したもの。姨捨の棚田で音楽ライブなどのイベント開催や、ボランティアに参加してきた秋田さんたちは、棚田米を「ろくもん」の特製弁当に使用してもらえれば良いPRになるのではないかと考え、市に提案した。そして、しなの鉄道と米作り体験でお世話になった名月会に交渉。その結果、協力を得ることが出来たため、棚田米を使用した特製弁当が実現することとなった。
3月15日には市役所で生徒と市長、しなの鉄道関係者らを交えた試食会を行った。田中さんは「棚田米は冷めても本当においしい。魅力を多くの人に知ってもらえるよう、ろくもんで食べて欲しい」と話した。弁当には今年の新米の棚田米が使用され、この秋に「ろくもん」の乗客限定で販売される(予約制・税込1500円)。
提案を行った屋代高校2年生の荻原さん(左)秋田さん(中)田中さん(右)
弁当の製造は軽井沢の「ろぐ亭」弁当の箱には千曲市で制作した「姨捨棚田米」シールが貼付される