長野信用金庫×屋代南高校×色部米菓 

長野信用金庫×屋代南高校×色部米菓  老舗おやき店の新メニュー開発

 長野信用金庫と屋代南高校の生徒が協力して進める地元老舗おやき店の新メニュー開発プロジェクトが始動した。この取り組みは創業昭和24年の色部米菓(桜堂)の看板商品であるおやきの新しい商品を、屋代南高校ライフデザイン科の生徒が考案し販売するもの。長野信用金庫地域みらい応援部の手がけるプロジェクトで高校生が参加するのは初めてとのこと。

 5月15日に同校でキックオフミーティングが開かれ、ライフデザイン科の生徒5人と色部米菓取締役の色部宏子さんらが出席した。長野信用金庫屋代支店の土屋課長からはプロジェクトの背景と目的などが説明され、店舗見学や出張講座など今後のスケジュールが発表された。 おやきは信州の郷土食として家庭でも広く食されてきたが、近年は食文化の変化で若年層からの購入が少なくなってきている。色部米菓でも顧客層の中心は40?代から80代だといい、色部さんは「私たちはどうしても固定観念があるので、若い人たちに斬新なおやきを考えてもらえれば」と期待をかけた。生徒たちは9月をめどに試作品を完成させ、12月の発表会で成果を披露する。

(上)キックオフミーティング(屋代南高校)

(下)色部米菓(桜堂355)