長野信金×屋代南高×色部米菓 税理士の出張講座

長野信金×屋代南高×色部米菓 税理士の出張講座

 今年5月にスタートした屋代南高校の生徒が地元老舗おやき店の新メニュー開発に取り組むプロジェクトが大詰めを迎えている。フードデザインコースの生徒たちは桜堂の色部米菓のおやき講座を受講して、夏休み中も商品の考案を続けてきた。9月19日にはプロジェクトをサポートする長野信用金庫地域みらい応援部が、商品の販売価格を決定するための出張講座を開講。長野市篠ノ井の税理士法人の協力で原価計算の考え方について学んだ。

 講師を務めた税理士の鴇沢裕さんが「おやきから学ぶ会計と経営の考え方」と題し、おやきの新商品でどうやって売上と利益を確保するかを提示。「顧客数」と「客単価」と「来店数」を上げることが必要と説明して、原材料費が値上がりするなか価格設定や来店数を増やす方法を考えさせた。

 現在屋代南高校の生徒たちは3つほどの新メニューを試作中で、10月に自分たちで考案したおやきを発表する。11月にはきのこメーカーのイベントに出品するほか、SBCテレビの番組にも出演する予定だという。

税理士の鴇沢裕さんによる販売価格に関わる出前講座