高齢者買い物支援でバスを運行 八幡(峯・郡地区)

高齢者買い物支援でバスを運行 八幡(峯・郡地区)

千曲市社会福祉協議会では山間地に住む高齢者の買い物支援のため、ボンネットバスを借り切ったツアーを企画した。10月27日、八幡の峯と郡地区を対象に、市内内川の大型量販店・綿半ホームエイド千曲店までバスの運行を実施。参加費は1000円としていたが、八幡地区民生児童委員協議会が補助して一人200円で利用できる形にした。

 朝9時に峯地区の公民館をスタートしたバスは郡地区を経由して店に到着。二地区から参加した合計8名の高齢者が買い物を行った。買い物ツアーには社協の職員と民生委員のほかサクラポート八幡の担当者がサポートに就いた。峯・郡地区には大型の食料品店が無く、以前は八幡にあった農協の販売所まで買い物に来ていたという。 現在、市の循環バスは一日2本程度しか運行されていないため、高齢者の世帯は食料品や日用品の購入は離れて住む家族らが週末に来てくれるのを頼っているのが現状だという。民生委員の唐木田惠実子さんは「単に買い物をするというだけでなく、高齢者の方たちは友だちと会えるのを楽しみにしている。この動きがもっと広がっていけば良いと思う」と話す。

送迎バスを降り店内に向かう高齢者の皆さん

(綿半ホームエイド千曲店 10月27日)