(公財)さかきテクノセンター30周年 Nearly ZEB竣工記念式・講演会

(公財)さかきテクノセンター30周年 Nearly ZEB竣工記念式・講演会

 開館30周年となる坂城テクノセンターの改修工事が完了し、2月4日に関係者を招いて竣工記念式が開催された。(公財)さかきテクノセンターでは今年度「さかきテクノセンターZEB化事業」を進め、施設の改修を実施した。ZEB(ゼブ)とは大幅な省エネルギー化と再生可能エネルギーの導入により年間エネルギー消費量の収支をゼロとすることを目指す建築物のこと。同センターは今回の改修によりZEBに限りなく近いNearly ZEBの基準である75%以上のエネルギー削減を達成している(現在は82%)。

 今回の改修では「二重サッシ化による窓ガラス断熱や2階の天井断熱」を実施し「ビル用マルチエアコン」設置などの省エネを実現した。

 さらに南側屋根に208枚の太陽光パネルを設置して蓄電を可能としたほか、太陽熱を利用して温水が作れるため、大規模災害の時には避難所としての活用も期待されている。

 記念式に合わせて、信州大学特別特任教授・東京大学特別教授の堂免一成さんによる「グリーン水素」についての記念講演も開催された。

「グリーン水素」とは…

太陽光などの再生可能エネルギーを使って生成する水素のこと

テープカットの様子