千曲市2024年 10大ニュースランキング

1. アクティオ、八幡地区に国内最大規模の工場建設

建設機械レンタル業界の大手、株式会社アクティオが千曲市八幡地区に国内最大規模の新工場「長野ちくまテクノパーク統括工場」を建設中です。

敷地面積約10ヘクタール、延べ床面積約1万平方メートルの平屋建てで、建設機械の整備や保守を主な業務とし、県内外で増加する自然災害への迅速な対応を目指しています。工事は2021年4月に着工し、2024年中の完成を予定しています。

完成後は、長野県内の他工場を統括する役割を担い、多様な機械の配備スペースも確保され、新規顧客の獲得も図られます。

このプロジェクトは、千曲市とアクティオの公民連携事業として進められており、地域経済の活性化や雇用創出にも寄与することが期待されています。

また、2023年6月には、地権者会役員に対する感謝状贈呈式が市庁舎で行われ、地域との協力体制が強化されています。

さらに、同地区では他企業の進出も進んでおり、雨宮産業団地では長野電子工業が新工場の建設を進めています。

これらの動きは、千曲市全体の産業基盤強化と地域発展に大きく寄与するものと期待されています。今後、アクティオの新工場が稼働を開始すれば、建設機械の整備・保守能力が飛躍的に向上し、顧客へのサービス提供の迅速化が図られるでしょう。また、地域経済の活性化や雇用創出にも大きな効果が期待され、千曲市の産業発展に寄与することが見込まれます。

2. 千曲市、世界の持続可能な観光地100選に選出

千曲市の戸倉上山田温泉街が、国際的な認証団体による「世界の持続可能な観光地トップ100選」に選ばれました。

同温泉街のネオン街を「スナック文化」と位置づけ、次世代に継承するプロジェクトが評価されたものです。この取り組みは、地域の伝統的な文化を守りながら、観光資源としての価値を高めることを目的としています。今後は、持続可能な観光地としてのブランド力を強化し、国内外からの観光客誘致を図るとともに、地域経済の活性化を目指します。

3. 小林唄選手と和田彩未選手、パリ五輪で活躍

長野市出身の小林唄選手と千曲市出身の和田彩未選手が、パリ五輪に出場し、見事な活躍を見せました。

二人は小学生のころから一緒に練習を積み、中学時代も共に切磋琢磨してきた仲間です。その絆と努力が実を結び、世界の舞台で輝かしい成果を収めました。地元では、二人の功績を称えるイベントやパレードが開催され、多くの市民が祝福しました。今後も、若い世代のスポーツ振興や地域の活性化に寄与することが期待されています。

4. 千曲市長選、小川修一氏が再選

千曲市長選挙が10月27日に行われ、現職の小川修一氏(56)が再選を果たしました。

小川氏は、元市経済部長の新人候補を破り、投票率は58.17%でした。再選後、小川市長は「市民の皆様の信頼に応え、引き続き市政の発展に尽力する」と述べ、今後の市政運営に意欲を示しました。今後は、地域経済の活性化や福祉の充実、教育環境の整備など、多岐にわたる政策課題に取り組む予定です。

5. 長野県立歴史館、開館30周年を迎える

千曲市に所在する長野県立歴史館は、2024年11月3日に開館30周年を迎えました。

これを記念し、特別展や講演会など多彩なイベントが開催され、多くの来館者で賑わいました。同館は、地域の歴史や文化を伝える重要な施設として、これまで多くの資料収集や研究活動を行ってきました。今後も、地域の歴史的遺産の保存と活用を進め、次世代への継承に努めるとともに、新たな展示や教育プログラムの充実を図る予定です。

6. 千曲市、シェアサイクル事業を開始

千曲市は、上田市と連携し、広域シェアサイクル事業を開始しました。

市内各所にサイクルポートを設置し、市民や観光客が手軽に自転車を利用できる環境を整備しています。この取り組みは、環境負荷の低減や健康増進、観光促進を目的としており、地域の移動手段の多様化に寄与しています。今後は、利用状況を分析し、サービスの拡充や利便性の向上を図る予定です。

7. 千曲市、LINE公式アカウントを開設

市民とのコミュニケーション強化を目的に、千曲市はLINE公式アカウントを開設しました。

これにより、市政情報やイベント案内、防災情報などをタイムリーに発信し、市民の利便性向上を図っています。また、双方向の情報交換が可能となり、市民の声を市政に反映させる取り組みも進められています。今後は、さらなる機能拡充や情報発信の強化を予定しています。

8. 千曲市、道の駅(地域防災拠点)設置可能性調査を実施

千曲市は、地域防災拠点としての機能を持つ「道の駅」の設置可能性調査を実施しました。

この調査では、候補地の選定や配置計画、必要な機能の検討が行われました。道の駅は、観光情報の発信や地域産品の販売、災害時の避難所機能など、多様な役割を担うことが期待されています。今後は、調査結果を基に具体的な計画策定や事業化に向けた取り組みが進められる予定です。

9. 千曲市、消防団員の募集を強化

地域防災力の強化を目的に、千曲市は消防団員の募集を強化しています。

市報や公式ウェブサイトを通じて、消防団の役割や活動内容を広く周知し、市民の参加を呼びかけています。また、女性や若者の参加を促進するための取り組みも進められています。今後は、研修や訓練の充実を図り、地域の安全・安心を支える人材の育成に努める予定です。

10. 千曲市、清泉女学院大学の農学部設置計画を発表

千曲市は、清泉女学院大学と連携し、2027年に農学部を新設する計画を発表しました。

新キャンパスの候補地として、市役所旧更埴庁舎跡地が検討されています。この取り組みは、地域の農業振興や人材育成を目的としており、地元産業との連携や新たな雇用創出が期待されています。今後は、具体的なカリキュラムの策定や施設整備が進められ、地域と大学が一体となった教育・研究拠点の形成が目指されます。

まとめ

2024年、千曲市は産業振興、観光推進、地域防災、デジタル化など多岐にわたる分野で積極的な取り組みを展開しました。これらの施策は、市民生活の向上や地域の活性化に大きく寄与しています。今後も、市民と行政が一体となり、持続可能で魅力あるまちづくりを進めていくことが期待されます。