◆2025私の未来戦略

一般社団法人オレンジファム 代表理事 中島壮太 (内川)

 私の未来戦略は、千曲市をこれまで以上に教育に手厚く、安心安全に過ごすことができる市にしていくことです。2年前に心学塾オレンジという学習塾とオレンジ゛ファムというフリースクールを立ち上げ、昨年はユースセンターファボプレイス(10代の若者の放課後の居場所)を雨宮に立ち上げました。気が付けば起業3年目。今年は2つのことに挑戦します。

 1つ目は、通信制高校のサポート校を千曲市に開校することです。人との出会いや体験に溢れるサポート校にするのでご期待ください。

 2つ目は、白鳥園の前にある広場で楽しいイベントをたくさん行うことです。誰でもワクワクでき、時にはアツアツのバトルまで繰り広げられる。そんな広場にしたいという想いからワクアツ広場と名付けさせていただきました。本格始動いたしますのでこちらもご期待ください。

 今年も子どもたちや若者がワクワクできるような千曲市を目指して全力疾走で頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。

駅ナカ居場所カフェ 中島壮太さん

※オレンジファムでは昨年屋代駅市民ギャラリー内での「駅ナカ居場所カフェ」の取り組みもスタートしている。第2回は12月9日から13日まで開かれ、中高生を中心に多くの利用者が集まった。

2025アートまちかどの未来戦略 布谷理恵

 2025年を迎え千曲市アートまちかどは、より多くの方々に喜びと感動をお届けすることを目標に、趣向を凝らした展覧会やイベントを企画しております。

 新年第1弾は、千曲市倉科出身在住の画家「倉島玲子展」を1月11日より開催いたします。洗練されたリアリズムに富んだ風光明媚な里山風景画をはじめ、抽象画、人物画、様々な資料展示など地元開催ならではの内容です。

 師・雨宮英夫氏(洋画家)、友人・中村眞美子氏(版画家)の特別出品による、3人の作家達が表現した自然や日常風景作品のコラボレーションも見どころです。

 その人気の高さから毎年開催している2つの名物企画展もパワーアップします。

 北信地区で活躍する陶芸家達による「北信焼物展」は、今年10周年を迎え3月に「特別展」を開催します。「10年間の出会い」をメインテーマに、出品作家25人の総力が結集したダイナミックな展示、楽しいイベント盛りだくさんに皆様をお迎えします。

 そして、高校教師と教え子達による新しいスタイルの現代アート展「AST」は3周年を経て新しいステージに踏み出します。

 加えて新収蔵作品展、コレクション展とともに、新展覧会を現在企画中です。

 「今まで努力してきたものが成果の実を結ぶ」意味をもつ今年の干支「乙巳」の本年、大きな花を咲かせるべく未来戦略を進めていきます。

(アートまちかど学芸員)

千曲市に転入して10年 西澤寿美子

 私の出生地は県内の東信地方である。その後、進学・就職と他県で過ごす。退職後、子が千曲市に住んでいたことから、転入する事になった。転入当初は地域がわからず、地名すら何と読むのかもわからなかった。しかし、徐々に外に出歩くようになり、地域がわかるようになった。ある場所では、きりに雪のかぶった北アルプスが見える場所を発見。ほかにもいくつかの公園があり、公園一つにも姿があり、四季それぞれ違う姿を見せてくれる。春にはカッコーが鳴いている公園に感動し幾度も通った。そして、小さなお子さんを散歩させているお母さんの姿を見て、ほほえましく思えている。他にも歴史的な神社・仏閣など多く、まだまだ発見がありそうで楽しみだ。今は寒い日が続き、温泉に行くのを楽しみんでいる。心も体も温め、時にお腹も満たし。次はどこに行こうかと考え中である。まだしばらく千曲市から離れらられそうにない。

(屋代在住)

新たな価値を創造する磁場をつくりたい 上沢かおり

 新年あけましておめでとうございます。

 2022年夏に千曲市土口の実家へのUターン、2023年春「art.cocoonみらい」をオープンしました。開設時には「土口にギャラリー!?」と話題になるくらいアートとは縁遠く思われる地域です。しかし、だからこそ新たな磁場を作りうると考え、向かいの古大穴神社から放たれる光や霊気(黄色)、ギャラリーを囲む大自然(緑)、そこに生まれるアートと精神性(青)を、「碧い虹」というタイトルのグラデーションの格子のパブリックアートとして制作してもらい(制作/志田塗装)、ギャラリーのシンボルとしました。

 モダンなギャラリーと古民家を改築した母屋を有機的に使い、美術展、トークや音楽・ダンスなどのライブ、ヨーガ講座などここならではの企画を重ね、アートを介して人生を楽しむ豊かなコミュニケーションが生まれるサロンを目指しています。

 2025年はまだよちよち歩きの3年目。地域の生きのいいアートの拠点として、また遠路からの来場者もお迎えできるスポットになれるようがんばりたいと思いますので、どうぞ皆様の引き続きの応援をよろしくお願いいたします。

(土口 art.cocoonみらい オーナー・ディレクター)art.cocoonみらい

受験生としてのステップアップ 栁沢舜也

 私が所属する屋代高校新聞班はちくま未来新聞の方々と取材などを通し、交流させていただいている。その縁から班を代表し、私が寄稿を行うこととなった。

 私の新年の抱負を書くわけだが、高校2年生である私の抱負とは、やはり一つしかない。それは進路に関わることで、周囲も進学を現実的な目標として掲げ、努力を続けている。

 そこで私が抱負として掲げたいのは「受験生としての自覚を持ち、自己実現をする」だ。平たく言えば「目標を立てる」という目標。恥ずかしい話だがこの2年間、あまり具体的な目標をもって勉強を進めることができなかった。この現状を根本から改善するために具体的な目標をもちたい、という思いを込めている。

 私はこの新年に向け、受験生としてのステップアップを推し量り、実行に移すため、抱負としてここに宣言したい。

(屋代高校新聞班 班長)屋代高校新聞班 「鳩ケ丘新聞」

新年あけましておめでとうございます 林欣克

 昨年、祖母が遺した旅館をゲストハウスとして復活させたこと、母の想いを受け継いだ喫茶店と、共々未来新聞に取り上げていただきました。おかげで市内はもちろん、近隣市町からも多くのお客様に訪れていただきました。そんなご縁で寄稿させていただくことになりました。

 定年退職したら喫茶店や旅館をやりたいと思っていました。実際に始めた今でも、その思いは変わらず戸倉上山田温泉に賑わいがなければ、自分の商売がうまくいかないという思いは変わっていません。

 まずは知ってもらわなければ、来訪場所の選択肢にも上がりません。知っていただくにはやはりメディアが一番ということで、ロケ誘致には力を入れていきたいと思います。今なお、戸倉上山田温泉のファンになっていただいてるプロデューサーやメディア関係者との繋がりがあるので、アプローチしたいと考えています。

 そしてもう一つ、インバウンド向けのPRです。誘致と言いたいところですが、誘致となると資金を投じてインセンティブを持たせないと旅行エージェントも動いてくれません。まずは戸倉上山田温泉の存在を認識してもらうためのプロモーションをやっていきたいと思っています。

(上山田・ゲストハウス旅館相生&喫茶あもんオーナー)

ゲストハウス旅館相生&喫茶あもん

学びモリモリ、イベントもりもり 酒井賢一

 森将軍塚古墳、古墳館をふくむ「科野の里歴史公園」は学びのための史跡公園です。運動公園や都市公園とは性格が異なります。

 森将軍塚では、墳上の素晴らしい眺めに感動したり、古墳の迫力に圧倒されたりと古墳から多くのインプットがもらえます。でもこれだけでは学びになりません。さらに自分にたまった感動を自分なりの表現手段で自分の外へアウトプットできてはじめて学びです。

 昨年二月の立春から毎月第二土曜日をめやすに歴史公園で「古墳クラフト展」が続いています。森将軍塚古墳の独特な形との出会いから古墳形の箸置きやオカリナ、皮財布が生まれたり、埴輪のフォルムに魅せられて刺繍や消しゴムスハンコができたり、十二月までに五十人を超えるクラフト作家が公園でお客さんと学び合いました。古墳オープンマイクでは民族音楽、環境音楽、ポップスと音楽モリモリ。シンセ響く満月ヨガでは心身を開放。

 スマートインターチェンジ建設というチャンスにアウトプット型のイベントにチャレンジして、学びモリモリの森将軍塚にチェンジ!

(森出身 千曲市森将軍塚古墳館館長)科野の里歴史公園&森将軍塚古墳館

戦国時代と現代との繋がり 宮下明日香

 長野市の出版社で、書籍の発行に携わっています。これまで知らなかった様々な分野の知識に触れることができ、発見の日々です。

 現在、屋代城や荒砥城を居城とした戦国武将・屋代秀正の漫画作成に関わっております。地元ながら、詳しくは知らない存在。初めは机上で資料などを読むだけでしたが、地政学的なものと照らし合わせたり、実際に一重山に登ったり、室賀の里に行ったり……とする中で、「今もここに在る」確かな質感を持つものとして、現代の千曲市との繋がり・広がりを感じるようになりました。

 私もまだまだ勉強中の身ですが、いろんな方に「千曲市にこんな人物がいたんだ」と知ってもらいたい、そんな思いで本作りを進めています。『屋代秀正ものがたり(仮)』は漫画だけでなく、文章・地図・資料も盛り込み、読み応えのある一冊になる予定です。今春の発行を目指しております。書店などでお見かけの際は、どうぞよろしくお願いします。

(有限会社龍鳳書房 編集)まんが屋代秀正ものがたり(仮)

2025年の抱負 春日理沙

 昨年異業種研修でちくま未来新聞にお世話になったご縁で原稿依頼をいただきました。千曲市に赴任してから多くの出逢いがあり、面白い毎日を過ごさせてもらっています。昨年大きく影響を受けたのは古墳館、寅や…あたりの、自分たちの手で「楽しい」を企画・創造するかっこいい大人たち。具体的に「何を」ということは詳しく書きませんが、2025年は思い描いた理想を、「できない」って言うんじゃなくて、どうやったら「できる」にかえられるのか、自分の可能性を開いていける人でありたいと思っています。そんな姿をオープンにしていくことで周りの人を励ませる存在になりたいと思います。なります!

(屋代高校附属中学校教諭)屋代高校附属中の生徒の学習発表