20回目の節目を迎えた 千曲演劇祭

20回目の節目を迎えた 千曲演劇祭

2月9日、上山田文化会館で第20回千曲演劇祭が開催された。今年も昨年と同じ演劇の4団体が参加。劇あそびクラブちぷろーは昨年の演目を別の人物の視点から演じた一人芝居を上演した。屋代高校附属中学校演劇班の演目はビオトープに暮らす絶滅危惧種の昆虫たちが織りなす物語。長野南高校演劇部は名作映画「チャップリンの独裁者」を大胆に翻案。舞台を戦時中の日本に置き換え、シリアスなテーマに現代風のエッセンスも盛り込んで熱演した。

 トリを務めた劇団・杏童は昨年上演した作品のセカンドバージョン。舞台装置や一部設定を変更して再演した。このほか、音楽ユニット・フェリーチェのミニライブも実施。ボーカルの内田康子さんが体調不良で出演できなかったため、ギターの松下昌之さんが自作の曲「あんずの里」の弾き語りを行った。

 カーテンコールでは杏童のメンバーに加えて松下さんも登壇し、観客とのじゃんけん大会を実施。フェリーチェの自筆メッセージカードや、CDをプレゼントした。

長野南高校 演劇部 「DOKUSAISHA」

劇団 杏童 「闇の中で【勝手にしやがれ】の曲が聞こえた・・ 嗚呼・・ご神木の杏を切ったのは誰~?」2nd ver.