柏屋当主・塚田浩司さん 初の長編小説『コイのレシピ』発売

柏屋当主・塚田浩司さん 初の長編小説『コイのレシピ』発売

屋代の柏屋料理店七代目当主・塚田浩司さん初の長編小説「コイのレシピ」がいよいよ10月5日発売される。これまでに「5分後に意外な結末」シリーズ、「意味がわかると鳥肌が立つ話」(ともに学研)で短編作品が書籍化されているが、念願の単著デビューとなった。本作はWeb小説投稿サイト「ステキブンゲイ」の第2回大賞受賞作。刊行にあたり5月以降審査員や編集者のアドバイスを受け、2か月半かけ加筆して完成した。塚田さんは「主人公たちのキャラクター造形を変更したことで、物語に深みが出た」と手応えを語る。

 ちなみに塚田さんが3年前に作品の着想を得て取材を行ったWASHOKUグランプリ出場者の萩原彩音さん(当時高校生)は現在金沢のミシュラン二つ星「日本料理 銭屋」で修業中だそうだ。料理人との二刀流で執筆活動を行う塚田さんは「2作目、3作目と出版できるよう頑張りたい」と抱負を述べた。

塚田浩司さん

リンク→「コイのレシピ」(税込 1540円)