ちくま未来俳句 選者 光本苹果（ホトトギス同人）
生ビ―ルジョッキぶつけて一気飲み 英夫
久々のつばめの巣作り軒先に 弘之
菜の花に蝶たわむれし鬼はたれ 康一
外つ国の男の子にみやげ鯉のぼり のり子
山鳥の母衣打ちドドド森のなか 遊耳
うぐいすや古刹の句碑をまわり見る 正子
花辛夷雲の白さに勝りけり 紀佐子
囀りやラインの文字の小さくて 秀貴
桐の花街道沿いのおやき店 美恵子
菖蒲湯の祖母のまあるいお腹かな かほる
青空にホルンが響く山開き 久恵
歯科治療ハンカチぐっと握りしむ 一子
竹皮を脱ぎ湖の面を風渡る 恵美子
ひと口俳話 俳句の効用
●四季の移りの中で自然や人間界の出来事を新たな目で楽しめる。●知らない日本語や言い回し、花の名前等を日々覚えられる。●句会などに出ると利害関係のない友人ができる。
俳句で人生に潤いを、お気軽にご投句下さい。
■投句先 ちくま未来新聞「俳句係」（屋代西沢書店２階）
