小岩成夫教育部長 市政インタビュー 新部長に訊く③

小岩成夫教育部長 市政インタビュー 新部長に訊く③

・小岩成夫教育部長は旧更埴市庁舎に近い杭瀬下区出身。昭和63年入庁で税務、福祉などの業務に従事。更埴市時代には政策推進課で市が運行する循環バスの立ち上げに関わり、県下でもいち早い導入実現に尽力した。今回は学校教育課以来の教育行政で手腕を発揮することになる。

 今年度教育委員会では「第二次教育振興基本計画」の中間年度に当たり、後期5年の見直し策定を行う。昨年は公立中学校における休日の部活動を地域に移行する部活動改革を受け、千曲市・坂城町の中学校の生徒達の「千曲坂城クラブ」が誕生した。少子化対策と教員の負担軽減が主たる目的だが、複数の中学校が合同して継続的に部活動を行える環境を作ることを目指している。小岩部長は「学校によっては無くなった部活もある。やりたくてもできなかった子どもたちを救いあげられる」とメリットを話す。また、不登校や発達障害の子どもたちの課題について「『学校に登校する』という結果のみを目標にするのではなく、色んな大人が関わり、教育センターなどとも連携しながらやっていかなければ前に進まない」と語る。

 また、千曲市誕生20周年記念事業では今月2日にあんずホールで市民講座、30日に上山田文化会館で「こども科学教室」を開催。そのほか「千曲かるた」の改訂版の制作に取り掛かり、今年度中の完成を目指すという。

坂城町教育長に 塚田常昭氏が選任

 6月7日に開会した坂城町議会6月定例会において、6月末で任期を終える清水守教育長に代わり塚田常昭氏が新たに教育長に選任された。任期は7月1日から3年間。

先月号のお詫びと訂正

■6月号の第3面・洞田英樹経済部長へのインタビューの記事中に誤りがありました。大変失礼をいたしました。お詫びのうえ訂正いたします。 一行目・県農業学校に勤めていた→(削除)/五行目・平成6年度から県の都市計画課に出向。平成11年度からは市の農林課の配属となり「大池市民の森」の立ち上げにも携わっている。