小中学校5校に地元食材提供 戸倉上山田商工会「郷土の味 給食事業」

小中学校5校に地元食材提供 戸倉上山田商工会「郷土の味 給食事業」

 戸倉上山田商工会が実施している「郷土の味給食事業」で食材を提供し、3月1日に市内5つの小中学校でひなまつり献立が提供された。この日は麦ごはんのほかに花のすまし汁、鰆の西京味噌焼き、菜の花和えといったメニュー。市内の事業所からは桜餅1623個としょうゆ豆15kgのほか、すまし汁用のしめじやえのき茸が寄付された。戸倉上山田商工会のこの事業は今年で14回目。例年は11月に行っていたが、今年度は千曲市誕生20周年の特別献立と重なってしまったため、時期を3月にずらしたとのこと。

 更級小学校を訪問した戸倉上山田商工会の高村会長は「楽しく食べてもらえるのが生産者としては一番。子どもたちから勇気をいただいた」と述べた。地域の子どもたちに食の大切さと地元商工業の素晴らしさを伝えることがこの事業の目的で、高村会長は「小さい頃に食べた食材を記憶のどこかにとどめておいてもらえれば」と話す。子どもたちからも地元食材は好評で「全部おいしかった」という声が多く聞かれた。

更級小学校でのひなまつり献立(3月1日)