2021ちくま未来塾 特別講座開催
観光『千曲』の再生と地域戦略 オンラインで開催(3月8日)
3月8日、ちくま未来戦略研究機構は地域の未来戦略に関する学習会・ちくま未来塾をオンライン形式で開講した。東御市在住の経営エッセイスト・藻谷ゆかりさん(巴創業塾主宰)を講師に迎えた講演では「観光『千曲』の再生と地域戦略」と題したコロナ禍における観光業のビジネス展開についての新たな提言が語られた。
今回の講座はアプリケーションサービスのZOOMを使ってオンライン上で行われ、ライブ公開した上山田の千曲市総合観光会館にも旅館経営者など10名ほどが参加。藻谷さんは近江商人の「三方よし」に「作り手よし」「地球よし」「未来よし」を加えた新しい経営の形を提唱した著書「六方よし経営」から、観光業のイノベーション(変革)について解説した。
その後、湯治とワーケーションとの連携について触れ、他の観光地で成功した事例を紹介して新たな発想によるツアーの開発を提唱。オリジナル料理のほか、日本遺産・月の都にちなんだ「俳句講座」や、いま話題を集めている「娠活」などの観光プランについても提案した。藻谷さんは戸倉上山田温泉について「町中の温泉街であることを生かすべき」と語った。
講演終了後、藻谷さんは「ご参加頂いた旅館の女将さんたちとまた意見交換会なども開ければ」と話していた。
講師 藻谷ゆかりさん (巴創業塾主宰)
オンラインライブ公開会場
千曲市総合観光会館(3月8日)
旅館の料理について他の観光地の事例も紹介