萱アートコンペ2023 佳作賞(65歳以上&25歳以下)を新設

萱アートコンペ2023 佳作賞(65歳以上&25歳以下)を新設

 現代アートのコンペ「萱アートコンペ2023」の授賞式がRAUM戸倉宿蕎麦料理処・萱で執り行われた。同コンペは今年で8回目の開催。今回は北は北海道から南は沖縄まで全国から99作品の応募があった。大賞は佐藤仁美さん(愛知県)の「反射」。白山の雪解けの景色を描いた作品が選ばれた。受賞作は「刹那的な風景」だと語る佐藤さん。自らの作品について「見た風景は瞬きをしたら忘れてしまう。それと自分の中で見てきたものが重なり合った独自の風景」であると説明した。

 今年から新設された佳作賞は65歳以上の部と25歳以下の2部門で表彰。受賞者の65歳の長谷川功さん(愛知県)は、第1回から応募し続け、今回が初の受賞となった。群馬県在住の中学3年生、栗原ひなたさん(15)は萱アートコンペへは初めての応募。水彩絵の具で描いた作品が25歳以下の部で受賞となった。いつもは学校の美術部で作品作りに励んでいるそうだ。

大賞「反射」(佐藤仁美さん)

授賞式に続き受賞者が作品を解説

作品展示は10月22日で終了したが、引き続き東京のハウスM西麻布で11月4日から12日まで受賞作品展が開催される。