ちくま800字文学賞 受賞作 発表  佳作受賞作「縁合い」 なぎさ奈緒

ちくま800字文学賞 受賞作 発表  佳作受賞作 「縁合い」  なぎさ奈緒  私の故郷にはある言い伝えがある。  カラスの多い夜は特別な夜店が立つというものだ。子供のころ、一度だけ訪れたことがある。

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シリーズ「未来への提案」 その後を振り返る(1)

シリーズ「未来への提案」 その後を振り返る(1)  本紙では、「令和2年2月に創刊以降、まちの未来に関わる話題をテーマにその動きや課題を探ってきたが、読者の皆様から『シリーズ・未来への提案』はその後ど

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 『第一回 ちくま800字文学賞』 佳作受賞作「非対面型怪奇モデル」 エビハラ

 『第一回 ちくま800字文学賞』 佳作受賞作 「非対面型怪奇モデル」  エビハラ  2020年某日、夜。郊外の公会堂に集まる人影があった。  長い黒髪を靡かせ、大きなマスクをした女性の集団は、係員に

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さらはにズム ちくま論説

さらはにズム ちくま論説  ウィズコロナの日常がなんとか定着しつつあり、自然は春から夏を巡り四方の野山の緑が映えて、漸く千曲市にも行楽が期待される季節がやってきた。千曲市のボランティアガイド「楽知会」

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第二回 屋代城(屋代) 千曲市『山城』散歩

第二回 屋代城(屋代) 千曲市『山城』散歩 屋代駅のすぐ裏にあり、有明山の裾野にある一重山。15世紀中頃、この地を治めていた屋代氏によって築城された山城である。1970年、開発に伴う土砂採取により森将

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ちくま800字文学賞 大賞受賞作「嘘を八百」  田原にか

ちくま800字文学賞 大賞受賞作 「嘘を八百」   田原にか  満月の夜、壮太は美優の言葉を思い出していた。 「人間は一人の相手に対して、800までしか嘘がつけないの。だから嘘を800回言いあおうよ。

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フォト&エッセイ 自転車のある風景 第二十五回 オーストラリア横断自転車旅行⑭マデュラパス(峠)

フォト&エッセイ 自転車のある風景 ト 第二十五回 オーストラリア横断自転車旅行⑭ マデュラパス(峠)  ずっと平担だと思って走っていたナラボー平原だったが、マデュラ峠に着いてみると、気が付かないくら

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