新市長への期待として
市長が替わったこともあり千曲市12月定例議会の質疑を聴いた。そこで気付いたことがある。例えば市議から姨捨の棚田についての質問がなされた。長野県知事が、地元が潤うように提言しているからとのことだった。しかし、この話は最近に始まった話ではない。
姨捨の棚田について本来なら観光地として既に売り込んでいるべきものと思うが、議会では市議への質問には教育委員会での答弁がなされる程度であった。文化財という位置付けから一歩進んで、これを観光資源と位置付けることで地域が潤うのであるが、いまだに答弁を聴いていると、市側は文化財として考えているのみのようである。教育委員会が観光客誘致を主導するのは無理がある。であるならば、相応の部署が担当し主導すべきだ。答弁もその部署が行うべきであろう。
ここから言えることは、前市長時代は時間をただ過ごした、よく言えばゆとりを持ってい過ぎたということだ。現市長はスピード感をもって物事を進めると言っている。
そこで、出来ることは実行し、できないことは出来ないとはっきり表明すべきと思う。また、行政の所管がいつまでも一つの部署で抱えているのではなく、関係する部署に移行することで結果が得られるのなら、速やかにすべきである。スピーディーに一つの目標を成し遂げられるようにする。その様な市長の行動力を期待している。 (雨宮・男性・会社員)