ちくま800字文学賞 大賞受賞作「嘘を八百」  田原にか

ちくま800字文学賞 大賞受賞作 「嘘を八百」   田原にか  満月の夜、壮太は美優の言葉を思い出していた。 「人間は一人の相手に対して、800までしか嘘がつけないの。だから嘘を800回言いあおうよ。

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おじょこな800字小説  第十七回「恭子ちゃん」 作・塚田浩司

おじょこな800字小説  第十七回「恭子ちゃん」 作・塚田浩司  風がひんやりしてくると、かならず恭子ちゃんのことを思い出す。  あれは、小学校高学年のことだったと思う。私は恭子ちゃんと二人で近所のお

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おじょこな800字小説 第9回 「遅れてきたサンタクロース」作・塚田浩司

 おじょこな800字小説 第9回 「遅れてきたサンタクロース」  窓の外の雪だるまを見ながら、また怒りが込み上げてきた。翔はここ数日すっと不機嫌だった。 なぜならこの前のクリスマスにプレゼントをもらえ

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おじょこな800字小説 第6回「ハロウィンイベント」作・塚田浩司

おじょこな800字小説 第6回 「ハロウィンイベント」 作・塚田浩司   私か店長を務めている「スーパーめばえ」では、今年の十月からハロウィンイベントとして、スタッフ全員で仮装することになった。本部か

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