『和算』の貴重な資料・坂城町に寄託

『和算』の貴重な資料・坂城町に寄託

江戸期に発展した日本独自の数学『和算』で功績を残した市川佐五左衛門信任の貴重な資料が坂城町に寄託された。これは市川家で保管されていた68点の文書などで、4月3日に子孫の13代目・市川信彦さん、弟の信通さんらが町役場を訪れて内容の詳細を説明した。

 市川佐五左衛門信任は文政年間の生まれで村役人を務めた人物。和算での高い才能を認められ、16年前に市川家から寄託された和算資料は坂木宿ふるさと歴史館で公開されている。今回は新たに和算の問題集などが寄託されたほか、市川家が関わった政(まつりごと)等の文書、約1200点も町に贈られた。その中には文化年間に検地が行われた際の巨大な地図(絵図)6枚も含まれており、町では複製を作成した。今後は和算史料と併せて一般に公開したい考えだという。

左から2人目・市川信彦さん 中央・市川信通さん、その右・信通さん次男・通寅(みちふさ)さん

(坂城町役場 4月3日)

和算の問題集(写本)