千曲市内モニュメント巡り(第7回)
市内のモニュメント(野外彫刻)のなかには一定期間しか見ることができないものも存在する。市HPのモニュメント作品№39「懐かしい頃」は市民プールの敷地内に設置されている。プール使用期間の7月から8月までのわずか1カ月しか間近に接することのできないある種レアな作品だ。
作者の制作意図によるとプールに設置するということで「海というものに対する、憧れや追憶の情」から陸に上がった魚を表現しているという。確認可能な範囲だが千曲市内の野外彫刻で「海」をテーマにしたものはおそらくこの作品のみと思われる。愛くるしいユーモラスな造詣は見る者を飽きさせないが、残念ながら長年風雨にさらされてきたため今は中央部分に亀裂が入ってしまっている。作者は「プールで愛嬌を振りまいて、泳ぐ子供達に可愛がっていただけたら」との願いを託しているが、これからも市民プールのマスコットとして、みんなの人気者であり続けて欲しいものである。

「懐かしい頃-青の広がりの中で-」
(昭和60年作)作者:中野鈴美
場所:市民プール(競泳プールと流水プールの間)

