過去の建造物や旧跡をCGで再現 屋代中学校コンピュータ部

地域の部活動訪問コーナー

屋代中学校コンピュータ部

屋代中学校コンピュータ部では戦前に中学校の場所に建てられていた旧埴科製糸工場 (埴科製糸販売利用組合工場)についての調査を行った。関連の文献や米軍が撮影した航空写真など残されたわずかな資料から建物の位置を特定。さらに現存する建物の写真を分析して現地で測量を行い、工場の煙突の高さなどを割り出した。 

そのほか生徒たちは工場に設置されていた石炭置き場などの発掘調査も行うなど、コンピュータ部の枠にとどまらない活動を展開してきた。顧問の町田教諭は「パソコンやネットを使うだけの部にはしたくなかった」として、積極的に野外での実習を進めている。 

これまで過去の活動では桑原地区で蝋石の採掘を行っていた旧勝光山鉱業所・長野鉱山 (昭和62年に閉山)への調査なども実施。郷土の忘れられかけた遺構にスポットライトを当て続けている。 現在は屋代城跡のCG制作に向けて取り組んでおり、来年度の完成を目標としているところだ。

部員数は現在1・2年生18名。今後の活動成果に期待したい。

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