小川市政本格的に始動 3月定例会課題と論点は?

令和3年度予算案

 小川市政初の予算案を審議する千曲市の3月定例市議会が3月1日招集される。12月の初議会で表明した「市政運営の基本的な考え方」を基に具体的な施策を問う、いわば”小川丸”の船出を占う機会である。 審議するのは顔ぶれが大きく変わった20名の新市議。「発想の転換、市民目線の市政」を基本姿勢に「文化伝承創造都市」を掲げる小川市長とどのような論戦が交わされるか注目だ。本号では、12月議会での一般質問や市民の声から、3月議会でのいくつかの論点を探ってみた。

 屋代地区大型商業施設

 市報1月号に「屋代地区開発の「いま」VOL・1』と題して、屋代地区で進行している広域交流拠点整備のこれまでの経緯が明らかにされた。小川市長が選挙で公約した通り不透明だとされてきた開発計画の市民への情報公開を行ったもので、この姿勢は大いに評価されるものだろう。一方でそのコンセプトは「広域交流拠点」と「産業基盤の形成」としており、「工業系」と「商業系」の企業誘致の計画かおることが明らかにされた。開発検討図としてそれぞれのエリアを提示しているが、企苧立地の進め方や実現性については気になるところだ。地域開発推進室によると、何らかの進展があればまたVOl・2として情報開示を行うという。 また、市道一重山2号線については計画が進展中で、2月15囗と17日には地権者の説明会が行われた。これらの産業連携道路の構築で、どのような新しい千曲市のグランドデザインを描こうとしているのか、議会での答弁を注視したい。

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