お便り紹介欄 十文字風 地元市民新聞のよさにふれ

お便り紹介欄 十文字風 地元市民新聞のよさにふれ

ちくま未来新聞―こんなに待ち遠しく思う新聞は今までありませんでした。月1回の発行だからでしょうか?紙面がつるつるで美しいからでしょうか?写真に魅かれるからでしょうか?いえいえ、それは記事が新鮮だからなんです。市民の知らない千曲市のニュースがいっぱい載っているからです。地元のことを幅広く取り上げて知らせてくれるからです。信毎にちょこっと載る千曲市のニュースでは市民にピンとこないことが多いんです。又CHIKUMAの広報では伝達事項が中心という感じです。市民はニュースを欲しているんですね。

 千曲市に初めて生まれた市民新聞。合併という苦難は何とか越えたとしても、なかなか自分達の街とは思えない20年近い年月。市民は力を出して寄り合おうとしてきましたが、市民新聞発行というチャンスで、皆が同じ方向に目が覚めたようにに思います。今月はどんな内容かな?自分にとってのニュースは何かな?千曲市に何かいいことはあったかな?楽しみなんですよね、新聞を広げるまでが。

 R2年6月、私どものグループ“ともどもに戸倉21”がちくま未来新聞編集者の白石茂樹さんをおよびして、埴生公民館でお話をお聞きしました。30名程の人が聴講しました。新聞の意義、種類、県内地方紙の歴史と現状などを詳しく話して頂きました。ちくま未来新聞の場合はちくま未来戦略研究機構という街づくり研究会内の一つの活動として行うとのことでした。合併前の各地区から役員が出ているので、記事に偏りなく編集ができるともお聞きしました。

 3年目後半を迎え、いよいよ街づくり一歩が進んだように思います。市民の皆さんも企業の方々も協力的で、紙面が生き生きしています。誇らしい記事があると、私は上田の会へもっていって見せています。紙面はどの社より上質紙で印刷がはっきりしており、すぐ手に取りたくなります。広告も増えましたですね。10月号には会社紹介が載っていました。社長のひとことが会社を飾りたてていますね。ひかれて読み入りました。昨年ごろから坂城地区のニュースがとり上げられるようになり、千曲市が広がっていくのかな?と憶測し期待しながら読んでいます。

 私は毎回33部頂いて、必要な人に配っています。会員数の2倍以上になります。ほしい!ほしい!という方の声をつないで、この数になりました。こんな新聞が発行されているなんて知らない人も多いと思います。駅とか郵便局、公民館に置いてあっても、どれくらいの人が見るでしょうか。残部はトータルするとどれくらいになりますかね。市民各戸に1部ずつ配ることは出来ないものでしょうか?新聞が活字では読まれなくなるようですが、ちくま未来新聞なら手に取って見るでしょう。小学生でも。

 この新聞を千曲市中に配る手だてはないものでしょうか。世の中のことを知らずに一人ポツンと生活している者もたくさんいます。そんな方達への贈りものです。毎回新しい催しなども企画されていますが、家族で読んで「いい催しだね」といって参加する団欒の気風も育ちます。また地域の共通の話題をつくり出してくれます。何とか全戸配布にならないものかと切に願っています。

(千曲市内川 南澤公子さん)

※温かいご声援と貴重なご意見ありがとうございました。