アートコクーンみらい 3月にオープン記念展を開催 千曲市土口

アートコクーンみらい 3月にオープン記念展を開催

 新たなアートギャラリーが千曲市土口に誕生する。東京で現代美術の展覧会のマネージメントや芸術作品のプロデュースをしていた上沢かおりさんは、郷里の両親が亡くなったのをきっかけに45年ぶりのUターンを決断。空き家となっていた実家をリノベーションし、一画をギャラリーへと造り替えた。

実家は戦前に建てられたもので、改装にあたっては立派な梁などを出来るだけ残す形で行った。昨年7月に竣工、それまで川崎市で開いていた自身のギャラリーを継承する形で「art cocoonみらい」が完成した。cocoon(繭)の名前の通り、羽ばたこうとする命の輝きを冠したギャラリーで上沢さんは「人生のセカンドシーズン」をスタートさせる。

オープニングの記念展は若手の芸術家・富田久留里さんの個展。姨捨の棚田や松代の皆神山にインスピレーションを受けたという作品を展示する予定だ。

「富田久留里展 阿・吽(A・Un)」3月21日から(入場無料)

「art cocoonみらい」 目印は「碧い虹」のグラデーションで色鮮やかに彩られた格子