山城合同狼煙実験 水辺の楽校で実施 勢いよく上がる 杉の葉の狼煙 

山城合同狼煙実験 水辺の楽校で実施

 10月22日に4つの山城(入山城・荒砥城・屋代城・小坂城)を狼煙でリレーするイベントを企画している千曲市内の山城関係団体と千曲市歴史文化財センターの関係者らが狼煙の燃焼実験を行った。

 7月29日の朝、千曲川左岸「水辺の楽校」の敷地内にドラム缶を置いて実験を開始。用意した枝葉の燃え方や煙の上がり方を確認した。着火した薪の上に葉を投入して広葉樹と落葉樹で比較した結果、杉の葉が最も勢いよく煙が上がり、用意した杉葉は10分ほど燃焼が続いた。

一方で落葉樹の生葉では煙が散ってしまい狼煙としては使えないこともわかった。実験後は市の農林課から借りたジェットシューターで消火を行った。団体では今回の実験結果を踏まえ、打ち合わせを進める。

勢いよく上がる 杉の葉の狼煙