さらはにズム ちくま論説

さらはにズム ちくま論説

 「潮目が変わる」とは、今の千曲市にぴったりの言葉ではないだろうか!雨宮エリアの大和ハウス、新光電気など大手企業の進出、長野電子工業の工場拡充等、八幡地区では建設機械・重機レンタルのアクティオの進出などが目白押し。

▼千曲市の中心市街地のひとつ屋代駅前通り商店街もここへきて動きが出て来ている。信州ブレイブウォリアーズの長野市への移転、国道18号に面した日本デルモンテ長野工場の撤退、ベトナム人オーナーの人材斡旋・派遣事務所(株)ワールドサポートの開設、フラットヘッドの創始者小林さんのお店「モダンベース」の出店、ルートイン更埴の隣には来年を目指して鴇澤眼科が開院するそうだ。屋代駅前の空ビルも有効活用の動きが出ている。

▼この商店街のゾーンには100年以上もずっと地元と共存してきた屋代南高校が、千曲市には少ない教育インフラの大切な一つとして、がんばっている。特に商店街とは年中行事などコラボレーションを実施し、まちづくりの活性化においても南高は無くてはならない存在だ。

▼このような流れの中で県教委第3次高校再編計画における屋代南高校の存続問題は、千曲市民にとって変わる潮目に無関心であって良いものなのか!教育のインフラである高校についての機会均等が千曲市にとって著しく蔑ろにされているという事実を、これから議論されていく新校再編実施計画懇話会にて市民に理解できる言葉で説明を望む。

▼奇しくも来年は千曲市議会議員の選挙と千曲市長選挙の年だ。精々しょっぱい味の未来にならないように、すてきな千曲市の未来の夢を見たいものだ!