未来戦略広場 十文字風 読者投書コーナー お祭りに思う
今年は7年に一度の御柱祭の年である。しかし、依然として新型コロナウイルスの拡大が続くなか、諏訪大社では木落とし、および川落としを中止するという事態に至ってしまった。長い歴史を誇る祭事の実施方法を変えざるを得なかったことは、こと感染拡大防止のためには仕方のない話ではあるが残念だ。
さて、私たちの地元でも御柱を実施する神社があるが、既に延期を決めた地区もあるようだ。地域の行事として楽しみにしていた人も多いことだろう。神社のお祭りの一つであるかもしれないが、見ている人、参加する人それぞれが楽しみ、その中で人と人とが結びついていく。祭事が地域行事に参加するきっかけにもなることだろう。
人と人とが親しくなれること、それこそが御柱が楽しみになる理由の一つではないだろうか。
(千曲市雨宮・男性)
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屋代南高校制作:信州の名所 切り絵カレンダー2022より
1200年続く神事・諏訪大社の御柱祭。今年の山出しは日程を短縮して上社が4月2日、下社が8日から行われる。
千曲市でも戸倉の水上布奈山神社や森の大宮神社などで御柱祭が執り行われてきたが、今回は来年に順延となった。