さらはにズム ちくま論説
▼高校再編で誕生する「長野千曲総合技術新校」。新校の再編実施計画懇話会ではどのような「新しい学校の形」を目指すかが議論されており、5月11日に開催された第10回懇話会で「学びのイメージ」の事務局案が提示されて承認された。目指す学校像の「育てたい生徒像」を「目指す自分像」に修正するというのが主な変更点だった。
▼出席した屋代南高校ライフデザイン科、松代高校商業科、更級農業高校農業科の生徒代表はそれぞれ意見を述べたが、どの生徒もこれまでの各学科の学習を活かしたいと訴え、3科連携による新たな学びに期待していた。これに対し座長が意見を求めたが出席者からの発言は少なかった。生徒の発言はいずれも「私が共感したところは…」というもの。事務局側から生徒へ事前にどういう説明があったかわからないが、こういった生徒たちの純粋な思いへの異論はなかなか出しにくいだろう。折角30人以上の構成員が集まっているのにこの様な運営では議論が深まらず勿体ない限りである。これが5か月ぶりに開催された懇話会の主要議題だっただけにもどかしさを感じる。
▼過去の懇話会では活発な意見も出ていたが、今回は事務局側が淡々と議事を進めているように見えてしまった。また、これまで千曲市側の構成員は皆積極的に発言しているが、長野市の産業界代表は毎回欠席者もおり温度差があるように思う。今回出席者からは運営方法に改善を求める提案も出た。次回懇話会が活発な議論の場になるよう期待をしたい。(W・S)

