テクノさかき工業団地と高速道路を直結 「坂城インター線」が開通 事業着手から9年越しの開通

テクノさかき工業団地と高速道路を直結 「坂城インター線」が開通 事業着手から9年越しの開通

 建設が進んでいた坂城町の国道18号線から町道A09号線までの主要地方道坂城インター線の工事が完了し、3月25日に供用が開始した。当日は関係者により、道路西端(ミヤリサン横)で開通式が執り行われた。今回開通した区間は400m(2車線・歩道あり)。しなの鉄道の線路を跨線橋で越え、上信越道坂城インターチェンジからテクノさかき工業団地までの区間が直接つながった。坂城町・山村町長は「今後の町の交通体系、都市体系が変容していく大きな転換点となる」と述べた。

高まるアクセス向上への期待

 一昨年4月、坂城町は造成する南条産業団地のメイン道路として町道A09線の改良工事を実施。今回の坂城インター線との直通により上信越道と工業団地エリアで広範囲にしなの鉄道との物流を結ぶネットワークが強化された。坂城町では町内企業の新たな事業の展開や規模の拡大、雇用の創出による地域経済の活性化を期待している。

 将来的に坂城インター線は都市計画道路坂都5号線として、千曲川を渡って国道18号バイパスとも直結する構想だ。千曲市など近隣自治体にも経済振興や観光業への波及効果が期待される。

国道18号線坂城IC入口信号

坂城インター線開通式テープカット