◆更埴防犯協会連合会長賞(団体) 屋小応援隊・見守り隊代表の寺平さん

◆更埴防犯協会連合会長賞(団体)

屋小応援隊・見守り隊代表の寺平さん

◆防犯功労者は千曲少年警察ボランティア協会屋代地区会員の春日寛子さん

 「おはよう、ありがとう。こうした挨拶を朝、屋代小学校に通う子どもたちからかけてもらうのが一番嬉しい」。十数年にわたって、屋代小学校児童の登下校の安全を見守ってきた屋小応援隊・見守り隊の代表、寺平廣意(てらだいら・ひろい)さん(77)が、更埴防犯協会連合会から防犯功労団体の代表として表彰を受け、お礼の言葉を緊張気味に語った。

 表彰式は6月28日、千曲市の信州の幸あんずホール2階会議室で開催された本年度の更埴防犯協会連合会定時総会の席上で行われた。防犯功労者としては、千曲少年警察ボランティア協会屋代地区会員の春日寛子さんが長年の尽力について、それぞれ連合会会長の小川修一千曲市長から表彰状と記念の額縁が授与された。

 表彰に先立って、千曲警察署の武田幸信署長が「オレオレ詐欺や架空請求詐欺のほか、偽警官詐欺が全国で多発しており、お年寄りだけでなく若者にも被害が発生している。地域の皆様と連携して安全で安心な街づくりに尽力したい」と語った。

◆オレオレ、ニセ警察官など特殊詐欺に注意

 千曲警察署によると、今年4月から6月20日までの「電話でお金詐欺」など特殊詐欺の被害件数は5件にのぼる。被害額も多額になっている傾向にある。4月は、オレオレ詐欺が2件、被害額はそれぞれ140万円、250万円。5月はSNS型詐欺が1件、1530万円の被害額だった。

 そして6月は千曲市に住む70代の女性が約2200万円をだまし取られる「電話でお金詐欺」の被害に遭っていたことが分かった。手口は今年3月中旬、女性宅に日本郵政を名乗る男から「あなたの名義で違法な荷物が送られている」「警察へ電話をつなぎます」などと電話があった。そのうえで警察官や検察官を名乗る男から「あなたが犯罪に関わっていないか調べるために逮捕する」「あなたが持っているお金を調べる必要がある」などと言われ、指定された口座に3回にわたって合わせて約2200万円を振り込んだという。女性はその後、相手と連絡が取れなくなり、家族に相談して被害に気づいた。

 警察は、警察官や検察官が捜査名目でお金を要求することはないとして、注意を呼び掛けている。

このほか、万引き、自転車盗難、車上ねらい、器物損壊が発生している。特に侵入窃盗の中では、空き巣や凶悪犯に移行するおそれのある忍び込みや事務所荒らしなどが起きている。地域住民が直接不安を感じる事案も発生している。

 千曲警察署と更埴防犯協会連合会では「地域の絆で安全・安心なまちづくり」を目標として掲げている。

(本紙特任記者・中澤幸彦)

屋代小学校児童の登下校の見守り隊を10数年にわたり担当してきた寺平さん(左)