千曲市内モニュメント巡り(第11回)
千曲市内にある多摩美術大生制作の屋外彫刻作品は合計61体。この中で最も多いモチーフは自然や生命などの抽象像で半数を占める。次に多いのが人物の造形で、全20作品あるうち12体が「裸婦像」である。日本の屋外彫刻の特徴として裸婦の彫像が多いことが挙げられるが、これは海外では珍しい存在のようだ。
近年は日本でも公共空間に裸の像を建てることに反発する意見もあり、その数は徐々に減りつつあるらしい。屋外の裸婦像が多いのは戦後GHQによる軍人像などの撤去後、「平和の象徴」として裸婦像が多く作られたことに起因すると言われる。女性の健康的な肉体美の彫像は平和と繁栄の象徴であり、ぜひ後世まで大切に伝承してもらいたい。

(上左)「青くて大きな家」(上右)「窓辺」
(下左)「女」(下右)トライアングル

