更級小学校の児童があんずの下で人権教室  摘果体験を通じて農作業と人権を学ぶ

更級小学校の児童があんずの下で人権教室  摘果体験を通じて農作業と人権を学ぶ

 4月30日、更級小学校の3年生があんずの摘果体験を行った。昨年は更級地区の人権擁護委員と更級小学校で児童のあんずの収穫体験を企画していたが、雨で中止となったため初めての摘果体験を実施した。

 今回の摘果体験は堂の山のさらしな杏農園のあんず畑で開催し、人権擁護委員とOB9人と長野地域振興局の職員が児童たちの指導に当たった。最初にあいさつを行った人権擁護委員の山岸正昭さんは摘果作業が実を立派に育てるためにとても大切な作業だと説明し「これはわたしたちの心も同じ。お友達があんずみたいにのびのび過ごせているかな?困っている子はいないかな?そうやって周りを大切に思う気持ちがみんなを幸せにする大きな力になる」と語りかけた。作業を始めると児童たちは余分な実を丁寧に採っていった。作業終了後には県の指導員があんずの特徴や種類などについて説明した。

 引き続き人権擁護委員が紙芝居を2本上演。1本目ではあんずが江戸時代に宇和島藩から信州に伝わってきた歴史を伝えた。続いて2本目はいじめについて考える「ぼくのきもち きみのきもち」。動物の仲間たちがお互いの立場になって考える物語で、指導員は「いじめを見て見ぬふりはいけない」と児童たちに伝えた。

 さらしな杏農園の経営者でもある山岸さんは今回の摘果体験について「収穫によって子どもたちの多幸感を増やしたい。あんずを広めてもらえたら」と語った。

児童らの摘果作業の様子

いじめをテーマにした紙芝居を上演