千曲市内モニュメント巡り(第8回)
千曲市と締結したモニュメント制作協定に基づき、市内には多摩美術大学の学生だけでなく前々回紹介した屋代駅前広場の圓鍔勝三氏(当時同大名誉教授)のように教授の作品も設置されている。隣駅の屋代高校前駅広場には現名誉教授・竹田光幸氏の制作したモニュメント「秋」がそびえ立つ。その巨大な手のオブジェの存在感は見る者を圧倒する迫力だ。奇遇にも竹田氏は千曲市の姉妹都市・富山県射水市出身でもある。
昨年創立90周年を迎えた多摩美術大学。3月10日には記念事業として建設された上野毛新校舎(東京都世田谷区)が竣工した。プレスリリースによると新棟のコンセプトは「地域の方々が大学の教育活動に触れる機会を増やし、創造性を軸とした地域文化の発展に寄与」することを挙げている。屋代高校や附属中の生徒たちにとって通学駅にあるこのモニュメントも創造性を育む上での格好の教材となっているのではないだろうか。

「秋 幸せをもたらす手」
制作者・竹田光幸
