おじょこな800字小説 第四十一回「詐欺だけに」 塚田浩司/柏屋当主。屋代出身。

おじょこな800字小説 第四十一回「詐欺だけに」 「このところ犯罪が横行していまして、その犯罪グループのリストの中におばあちゃんのお孫さんの名前があったんですよ」  警察官役の俺が、お婆さん役の笠置に

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おじょこな800字小説 作・塚田浩司 第三十八回「刺身の盛り合わせ」

おじょこな800字小説 作・塚田浩司 第三十八回「刺身の盛り合わせ」  大晦日。東京から帰郷する俺のために、母が腕をふるって料理を作ってくれる。唐揚げにハンバーグにフライドポテトなど子供が好きなものば

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おじょこな800字小説 第三十七回「ネクストバッター」作・塚田浩司

おじょこな800字小説 第三十七回「ネクストバッター」 作・塚田浩司  野球部の仲間の洋介が結婚する。めでたい話だが俺は素直に喜べない。 三ヶ月前、勤め先が倒産した。まったく予期していなかった俺は一気

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おじょこな800字小説 作・塚田浩司 第三十五回「電話でお金詐欺」

おじょこな800字小説 作・塚田浩司 第三十五回「電話でお金詐欺」  老人はかつて名の知れた会社の社長だった。裸一貫から会社を立ち上げ、「工夫しろ」を社訓に会社を成長させてきた。しかし、老人が手塩にか

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おじょこな800字小説 作・塚田浩司  第三十三回「富豪と結婚」

おじょこな800字小説 作・塚田浩司  第三十三回「富豪と結婚」  彼は齢九十を超えていたが、金、地位、女。欲しいものは全て手に入れることで有名な大富豪。その彼が今欲しいのは私だと言う。 「幸せにする

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